仮面3


「僕はもうだめだ、ダメなんだよ・・・」

「なんでさ」

「あの子とうまくやっていけないんだ・・・僕達はもう終わりだよ」

「・・・」

「や、どうしていいか分からないの・・・事あるごとに喧嘩してさ」

「うんうん」

「自分がわからなくなってきたよ。あの子の事、ホントに好きだったのかとね」

「気丈な子、好きだったんでないの?」

「今は・・・うざいのよ。何かと」

「そっか」



こいつは何を言いたいんだろう。僕は君の事を友人だと思っているよ。
でも僕のオツムはいかれているよ?僕に何を言って欲しいんだろう。


「とりあえずさ・・・」

「うん」

「がんばれ、負けるな!」

「おうよ」




対人関係、特に性対象の相手に対しては自分を見失う。
当事者にならなきゃ分からないのがほんとこ。


がんばれ がんばれ


応援しているやら突き放しているやら・・・


負けるな (自分に)負けるな


負けてもいいんでない?
相談された僕自身よく分からなくなってきたよ。
友達だから放置して置けないし・・・


僕は無口な人間だから、人の相談事に対して説得力があるらしい。
素直に感情を出せない人間がなんの役に立つのやら



こんな僕でもたまに無茶をする。
山では大声で叫びヤマビコを聞くのが好き。


隣に好きな人がいると

「花子!大好きだー!」


・・・などなど。でも好きな人に僕はそんなことして貰いたくない。
罵ってもらう位が丁度いい。



悩んでいる人に相談を受けた場合、そいつを罵るか元気付けてあげるのがいい。

「そんなことで悩んでどうするんだ」

「好きなようにすればいいよ。迷惑がかかるのはその相手だけだと思え」

「他の奴の事は考えるな 自分のことだけ考えろ」

「自分が一番かわいいんだよ、みんな。だから君のやることは正しいのよ」

「僕も応援するからさ」





僕は人を好きになったことが無い。









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